合資会社とは、会社の債務について、出資した額を超えて責任を負う社員と、出資した額の範囲で責任を負う社員とで構成される会社のことをいいます。
ここでいう社員とは、株式会社の株主に似ています。
合資会社の社員は、責任が限定されている社員でも払い戻しを自由に受けることができます。
この点が、合同会社の社員と異なると言えます。
また合資会社では、原則すべての社員が経営に関わることができます。
責任の違いによって経営から外されることは原則ありません。
なお、合資会社の社員は設立後に出資を行ってもよいとされています。
また、出資の対象はお金に限らず、パソコンや机などの物品、あるいは労働も認められています。
これらの点は、株式会社と大きく異なっています。